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病院長あいさつ

病院長あいさつ(2024年4月更新)

院長 大居 慎治
新年度を迎え、今年も多くの新人が入職してくれました。
4月1日の辞令交付式では、例年通り訓示をしました。
当院は地域医療の中心となる病院であり、高度・安心・安全な医療を提供するために、誇りを持ち、また常に向上心を持って職務にあたってほしいと話しました。
同時に、赤十字の一員として「いのちと健康と尊厳を守る」という使命を大切にし、人として相手を尊重し、年齢も性別も社会的立場も関係なく公正に接することを肝に銘じてもらいたいと話しました。
また、年初には能登半島地震が発生しましたが、今後も発生するかもしれない災害救護にも職員一丸となって取り組んでほしいと伝えました。
 
さて、今年度は2年ぶりの診療報酬改定があります。介護報酬の改定と重なり6年ぶりの大型改定と言われておりますが、当院にとって病院経営上の最重要課題は、入院患者さんの重症度の基準をクリアし、引き続き急性期入院料I及び急性期充実体制加算を確保することです。
そのためには、医師などの様々な職種がチームとなり、急性期病院として質の高い医療を提供し、より安全に、より早期に病状の回復を図り、退院につなげていく必要があります。
 
また、いわゆる後方連携を充実させていくことも重要になっています。
そのためには、病院間の連携については近隣の病院間での協議を進めること、介護施設や在宅支援事業所との連携については医師会や看護・介護の事業所との連携を強化すること、そして、住民の皆様に説明会などを開催し、わかりやすく丁寧な説明をさせていただき、ご理解をいただくことなど、多方面にわたってのきめ細かな対応が必要だと考えています。
私たちは、コロナパンデミックの期間中に、対話を通じて地域の信頼関係を構築することがいかに大切であるかを学びました。少子高齢化がますます進行し、今後一層、地域の連携が重要となってまいります。このような取り組みを通じて、関係する皆さんが真に協力しあえる関係を構築していきたいと考えています。
 
新型コロナウイルス感染症については発生から4年が経ち、通常の感染症と同じ扱いとなりますが、完全に収束するまでには、今後も感染の小さな波を繰り返すことが予想されており、しばらくは慎重に対応を続けていきたいと思っております。
今後も通常の診療や救急医療に影響が出ないように努めてまいりますので、今後ともご協力いただきますよう、よろしくお願いいたします。
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