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病院長あいさつ

病院長あいさつ(2025年1月更新)

院長 大居 慎治
新年明けましておめでとうございます。

世の中IT活用やデジタルトランスフォーメーション(DX)の話題に溢れています。その中でも病院、診療所や薬局、介護の現場との間で患者データなどのやり取りが可能になるシステム作りが進んでおります。

昨年12月からは新たに健康保険証が発行されなくなり、マイナンバーカードに移行していくことになりました。大きなメリットは、高額医療の限度額以上の支払いの免除が面倒な手続きなしにすぐに受けられることです。近い将来には個人の医療データすなわち3文書・6情報と呼ばれる<診療情報提供書、入院時カルテの要約、健康診断報告書、傷病名、アレルギー情報、感染症情報、薬剤禁忌情報、救急時に有用な検査、処方情報>が全国の医療機関で利用できるようになります。国はこのような健康医療サービスのネットワークを2030年頃に完成させることを見込んでおりますが、まだまだ時間がかかりそうです。

一方で島根県にはローカルな医療情報ネットワーク「まめネット」が既にあり、今すぐに利用ができます。患者さんのメリットとしては、国のネットワークよりもさらに詳しい情報―例えば内視鏡、CTや MRIに代表される画像情報やもっと詳しい検体検査情報が他の医療機関で見ることができ、無駄な検査を省くことも可能になります。

昨年12月には、松江市立病院とまめネットおよびマイナンバーカード利用促進のキャンペーンを行いました。手続きは無料で簡単ですので、これを機会に多くの方々にまめネット登録をお願いしたいと思います。
 
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