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日本赤十字社
松江赤十字病院
〒690-8506
島根県松江市母衣町200
TEL.0852-24-2111
FAX.0852-31-9783
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http://www.matsue.jrc.or.jp/
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精神神経科

 

精神神経科

精神神経科
 
精神科集合写真

 当科は昭和35年の開設以来、入院機能を持つ総合病院精神科として半世紀の歴史を刻み、地域精神医療の発展に寄与してきました。

 

 「21世紀は心の時代」と言われるように、自殺増加に関連したうつ病対策や高齢化社会に伴う認知症問題等、国民の健康を守る上で精神医療の果たす べき役割が益々重要となってきましたが、地域医療~機能分化という視点で私たち総合病院有床精神科の果たすべき役割を見直して行く必要があります。

 

 当科では診療所からの統合失調症・うつ病・ストレス性障害・認知症・アルコール依存症など多彩な精神障害に対する専門的診断や入院治療の受け入れ、他病院からの身体合併症入院治療の受け入れ、救急医療~入院治療の受け入れ等、「地域医療機関との連携」を大切にするとともに、院内においては他科入 院中に生じる精神変調への治療援助(リエゾン精神医療)や緩和医療におけるメンタルケアを積極的に行い、院内外の多様な要請に対し「チーム医療による質の高い精神医療」を提供しています。

 

 皆様方のご支援により平成24年6月から新病棟に移転しました。南側に面し大橋川・宍道湖を眺望できる明るい病棟となり、個室も5床用意しました。自由で開放的な療養環境(開放病棟)であり、気軽に声をかけて頂けるようナースステーションもオープンカウンターとしました。また、少しでも自然を感じ心和んで頂けるようデイルームにはテラスを併設し、紅白のハナミズキとともに四季折々の草花を観賞して頂くことができます。

 

 患者さんの回復する力を大切に、家族と協力しながら、患者・家族・医療者が三位一体となった入院治療を目指しています。

 

 また、当院は研修指定病院であり、将来の医療を担う医学生・初期臨床研修医が当科でも数多く実習・研修していますが、学ぶ人の主体性を尊重し、「心で感じ、自ら考え、行動し、共に自己成長できる」実習・研修を心がけています。

 

 これからも「患者・家族の心に寄り添う医療」の伝統を守り、総合病院有床精神科として地域精神医療の中核的役割が果たせるよう、職員一同力を合わせ頑張って行きたいと思います。

   
 ~部長よりひとこと~

 平成28年12月より杉江先生が仲間に加わり、常勤医師3名体制となりました。外来診療を縮小~入院治療・リエゾン機能維持を行っていましたが、少しゆとりをもった診療ができそうです。

 

 近年、総合病院では、「緩和ケアチーム」・「認知症ケアチーム」・「リエゾンチーム」等全人的治療が求められており、当科としても中核的役割が果たせるよう積極的に関わっていくつもりです。また、看護においても専門性とリーダーシップが期待されており、専門看護師の育成のにも協力していきたいと思います。

 

 平成29年6月、「第18回全国赤十字精神科連絡協議会」が松江で開催される予定です。これを機にスタッフ全員で私たち精神科50年の歴史を振り返り、目指すべき未来を語り、現在の果たすべき役割を共有していきたいと思っています。

 

 これからも精神医療への熱い思いを紡ぎながら、時代の風を感じつつ、しなやかに飛翔していきたいと願っています。

 

診療内容

診療内容
 
外来機能
医師3人体制にて、初診・再診とも完全予約制となっております。
初診の患者様は精神保健福祉士・臨床心理士・研修医による予診のあと本診察を行います。十分な時間をとり必要な諸検査を行いながら、質の高い診断と治療方針決定を行います。

 

 *初診の方で紹介状のある方はご持参ください。

 

 *現在他の精神科もしくは心療内科に通院中の方の転医(通院)は、基本的にお断りしています。

 

 *午前中は大変混み合っており、お電話でのご相談は14~16時頃にいただけるとつながりやすくなります。

 

入院機能
 

鍵のない自由な開放病棟で患者様の思いを大切にした「寄り添う看護」を提供しています。近年は診療所からストレス性障害・うつ病など短期休養入院、診断・精査目的の入院依頼や精神科病院入院中の身体合併症治療目的の入院依頼が増加してきました。
不穏・興奮・暴力行為など開放病棟での治療対応が困難な場合には転院をお願いすることがあります。人とのコミュニケーションを大切にしたいという立場から携帯電話・パソコンの持ち込みはご遠慮願っています。また、平成22年3月、高層館の開業に伴う病院内完全禁煙の要請から精神科病棟も禁煙としました。
 
精神科救急体制
当院救命救急センターにおいて精神科の専門的診療が必要な場合は24時間オンコール体制で対応しています。
 
専門治療
アルコール依存症の教育入院治療(2ヶ月)を行っています。
 
リエゾン精神医療
他科入院中の患者様が精神変調をきたすことも多く、他科と連携しリエゾン精神医療を行っています。高齢者がせん妄状態やうつ状態で紹介されるケースが多くなっています。
 
緩和ケア
当院では平成17年4月より緩和ケアチームの活動が開始され、チームの一員として精神科医師・臨床心理士が参加しています。
 
メンタルヘルス活動支援
近年、地域や職場でのメンタルヘルスに関する要請が多くなり可能な限り支援しています。
 
 
 

診療実績

診療実績
 
H28年外来
 初診患者数:199名 (うち救急外来からの初診:30名)
 

<外来初診患者の疾患分類>

 
H28年入院
 新入院患者数:186名
 

<新入院患者の疾患分類>

 

診療科トピック

診療科トピック
 
アルコール治療について

 当科では、断酒したいと思っているアルコール依存症の患者さんに対して、アルコールから離れた療養環境で、ご自身の内省洞察を深めてもらうよう、2ヶ月の教育入院を行っています。

アルコール依存症とは
 日々の生活において本人・周囲に潤いを与える限り問題ありませんが、身体障害、就労問題、家庭問題等様々なアルコール問題を引き起こしながらも飲み続けてしまう人は、病的であり依存症であると考えられます。
今日はここまでと思ってもコントロールできない、寝汗をかく、お酒がないと眠れない、お酒を飲むと手のふるえが止む、などこれらは離脱症状といって体が勝手にアルコールに反応している身体依存の徴候です。これは一生消えることはなく、一定期間止めていても一口でもお酒が入れば同じ状態に戻ります。止めては飲み、止めては飲み、の繰り返しのなかで、アルコール依存症は死に至るまで進行していきます。
「このままではいけない!」「お酒を断ちたい!」と本人が真剣に思ったときから、回復の第一歩が始まります!!
治療について
当院における治療経過について簡単に紹介します。
1.離脱期・身体治療管理
 入院当初は離脱症状と身体障害の治療管理を行い、安定した心身の状態となってから教育治療に導入となります(入院前にすでに断酒し、その必要がなければ教育治療に導入となります)。
2.教育治療
 日課表に従って規則正しい病棟生活を送り、アルコールとご自身を振り返り、アルコールに頼らない生活を戻すため、アルコール問題への内省・洞察を深め断酒動機の強化を目指します。次のようなプログラムにも参加していただきます。

 

  • 主治医等との面談による酒害の学習、断酒継続のための生活リズム構築
  • 病棟断酒会
  • 地域断酒会(乃木公民館、雑賀公民館、川津公民館、城北公民館)
アルコール問題で悩むご家族の皆様へ
 アルコール依存症は「否認の病」とも言われています。本人の否認が強く、受診を勧めても応じないことも少なくありません。当科ではご家族からの相談も受け付けております。
ご家族の方だけでも、どうぞお気軽にご相談ください。
 
患者会 -榧の実会(かやのみかい)-

 昭和53年5月に発足、初めてのミーティングで「榧の実会」と命名され、松江赤十字病院の精神科の医師、ケースワーカーのサポートをあおぎながら、最初は会員(当事者)30名位から始まって、現在は10名位の登録人数で活動しております。

 

榧の実会(かやのみかい)についてはこちらをご覧ください(リンク)

 
家族会

 松江赤十字病院家族会は、教育や語りによって家族を支えることを目的に、病院が主体となり発足しました。当科に通院中または入院中の方のご家族で毎月1回定例家族会を開き、医療側といっしょになって病気とその治療等についての理解を深め、治癒の促進や社会生活の進め方などを学習したり語り合ったりしています。

 

家族会についてはこちらをご覧ください(リンク)

 

スタッフ紹介

スタッフ紹介
 
精神神経科部 部長
室津 和男(むろつ かずお)

昭和59年卒
資格等

    精神保健指定医
    日本精神神経学会専門医・指導医
    日本アルコール関連問題学会評議員
    臨床研修指導医
    精神腫瘍学都道府県指導者研修受講

所属学会

    日本精神神経学会
    日本総合病院精神医学会
    日本アルコール関連問題学会
    日本緩和医療学会
 
精神神経科部 副部長
杉江 拓也(すぎえ たくや)

平成7年卒
資格等
 
 医学博士
 精神保健指定医
 日本精神神経学会専門医
 日本医師会認定産業医

所属学会

 日本精神神経学会
 
精神神経科部 副部長
石王 覚(いしおう さとる)

平成14年卒
資格等

    精神保健指定医
    日本精神神経学会専門医
    臨床研修指導医

所属学会

    日本精神神経学会
   
心理判定員
 
精神保健福祉士

板垣 礼美(いたがき あやみ)

 精神科外来にあるケースワーク室にて相談をお受けしています。福祉に関する法律や制度、サービス、その他何でもお困りのことがあればご相談ください。皆様のよりよい生活のためにご支援したいと思っています。

 

療養環境

療養環境
 
外来
 本館2階の東奥に位置するCカウンターの扉の中に精神科外来があります。
私たち外来スタッフはチームで対応いたします。外来受付で事務員が対応し、看護師がお話を伺って受診の相談をお受けいたします。内容によっては、精神保健福祉士や心理判定員に相談することができます。
当科外来は病棟との一元化をしており、病棟看護師が曜日ごとに交代で外来業務を行なっています。入院中話し合った看護師が外来でも話し合えることにより連携強化を図っています。
継続通院していらっしゃる患者様や家族様も困ったことがありましたら、受付事務員や看護師にお気軽に声を掛けてください。
   
病棟

 精神科病棟は、病院の南側に位置しており、病室によっては大橋川や宍道湖、遠くは大山まで望めます。

 病棟は開放病棟で45床あります。入るとまず明るいオープンカウンターのナースステーションがあり、食堂やデイルームが見渡せる広々とした空間になっています。患者様・ご家族様がスタッフに気軽に声をかけられる構造となっています。

 

 看護師21名、看護助師4名であり(平成29年4月現在)、13:1看護での3交代制です。

 

 毎週レクリエーションを開催し、患者様と一緒にちぎり絵や絵葉書作り、カラオケ大会などを行っています。季節によってはお花見や七夕、クリスマス会などもあります。

 今年度は、大幅な人事異動があり師長を含め看護師6名、看護助手1名が交代しました。新しい風を取り入れるとともに、これまでの看護を継承し、患者様の思いを大切にした「寄り添う看護」、患者様・ご家族様が抱えておられる問題に一緒に考え療養生活がスムーズに送られるようお手伝いをさせて頂きたいと思います。

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